【ウパヴィスタ・コーナ・アーサナ(マタを左右に開く体位)】
- 2019.02.03
Upavista Kona-asana(ウパヴィスタ・コーナ・アーサナ)
マタを左右に開く体位のことです。
はじめは両脚が90度くらいしか開かなくても、
毎日毎日コツコツコツコツ、この体位を練習していると、
徐々に開くようになってきます。
ポイントは、(どの体位にも言えることですが、)毎日行うこと。
私も最初は90度くらいの開きでしたが、
お風呂上りに毎日このポーズを続けていたら、
徐々に開くようになってきましたよ。
では、【やり方】と【ききめ】は佐保田鶴治先生の「ヨーガ入門」を参考にしましょう。
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【やり方】
①脚を前に伸ばし、背骨をまっすぐに立てて床上にすわる。
②手で両脚を左右にできるだけ大きく開いて、床上にまっすぐに伸ばす。
③ウデを左右に伸ばして、テノヒラをヒザにおく。
多少の痛さをこらえて、この体位を数秒間保つ。呼吸は普通。
④①の体位へもどって、少し休み、また繰り返す。2回。
【ききめ】
①骨盤のひずみを修正する体操です。
骨盤のひずみとは仙骨と腸骨とをつなぐ仙腸関節がはずれて、
片方の脚が短くなっているとか、骨盤が開きっぱなしであったり、
その反対に閉じっぱなしであったりしていることです。
骨盤がくるうと、脊柱も曲がり、全身に大きな悪影響が及びます。
②それで、この体操は間接的には、全身の病気によい効果をもたらしますが、
直接的には骨盤の開閉を自由にしますので、肥満症や内臓下垂が治ると同時に、
神経質やヒステリーもよくなります。
③つわりや難産からも解放されます。
【注意】
①精神集中は、背骨と会陰部に対して行います。
②体操中に無理をしてまで筋肉の痛みをこらえる必要はありませんが、
ある程度の痛さは、「良薬は口ににがし」のことわざを思い出して
こらえてほしいものです。
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何と!!
骨盤矯正だけでなく、肥満症や内臓下垂、さらには神経質やヒステリーにも良い体位!
イライラしたらウパヴィスタ・コーナ・アーサナが効果的かもです!!
この体位の後は、必ず骨盤をしめる体操を入れておくようにと、
ヨーガ禅道友会の研修で教わりました。
閉める体操の例として、私が行っているのは、
両手を後ろにつき、ヒザを立てて座り、
片方のひざの上にもう片方のヒザを交叉させてかけます。
数回左右に倒します。
脚を入れ替えて同様に、骨盤をしめておきます。
脚が開くようになってくると、
以前よりひざ裏をまっすぐ伸ばして、さっそうと歩けるようになった感じ・・・かな?
ぜひぜひあなたも毎日続けてみてください!