「師の思想とヨーガ禅の本質(ヨーガ禅の要点)①
- 2019.06.17
こんにちは!
再び、ヨーガ禅道友会の集中講座で学んだ内容についてご紹介していきます。
しばらくの間、ヨーガ禅道友会会長である八田捷也先生がまとめられた資料から、故佐保田鶴治先生が提唱され、現在も道友会にて実践されている「ヨーガ禅」の本質について少しずつですが、お伝えしていきます。
******************************************
1.「”ヨーガは宗教である”ということは、ヨーガは、人間が完全な幸福を得るための方法、または道であることを言い表している。
ヨーガは、肉体的幸福の基礎である心身の健康から、幸福の頂上である解脱の境地まで手に入れるのに最も適当なテクニックである。」
「ヨーガはより高い幸福を手に入れるために、より低い幸福を犠牲に供しなければならないなどとは説きません。肉体的な幸福、つまり快楽を断念せよとは命じません。肉体的な幸福と精神的な幸福との間の調和を図ることが大切なのです。ヨーガは、元来、調和を意味します。調和・中道・節度は同じ意味の詞です。」(ヨーガ入門40p)
******************************************
講習最終日の質疑応答の時間、
「人間は解脱しなければならないのですか?」
という(おそろしい)質問を無邪気に先生方にしてしまいました。
やがて必ずやってくる、この肉体とこの心から自分が離れる日まで、
今のこの肉体とこの心で、離れた後は経験できない喜怒哀楽を
じっくり深く味わっていきましょう。
では、今日も一日、
祝福と感謝で満たされますように。