「師の思想とヨーガ禅の本質(ヨーガ禅の要点)③
- 2019.08.07
こんにちは!
ヨーガ禅道友会の集中講座で学んだ内容についてご紹介しています!
前回からずいぶんと間が開いてしまいまして、すみませんでした!!
一体どこまでお知らせしていたか・・・・ブログ更新せずに
全く全く困ったもの・・・ですね・・・・
気を取り直して、ブログ再スタートです!!
というわけで、本日お伝えするのも引き続き、ヨーガ禅道友会会長である八田捷也先生がまとめられた資料から、故佐保田鶴治先生が提唱された「ヨーガ禅」の本質についてです。
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2.ヨーガとヨーガ禅
ヨーガは本来「禅」(ディヤーナ:瞑想)。「ヨーガ+禅」として、
ヨーガは単なる体操ではなく、瞑想の要素が不可欠であることが、示されている。
アーサナは(禅瞑想の)坐り方を意味します。
⇒体操が即「禅」の坐り方であると云うことがヨーガの特徴です。
3.ヨーガ禅の原点:創始者佐保田鶴治先生は「ヨーガは宗教である」ことを提唱された。
4.ヨーガは世界の宗教のどれに比べても劣らない宗教。しかも、どの宗教にもない長所を持っている。その一つは、ヨーガには肉体的な操練の方法さえ、具わっているということです。
5.宗教:佐保田先生の定義⇒「各人にとって一番大切な教え」、一人ひとりが持っている信念、各人の人格のバックボーン
6.ヨーガの宗教理念、佐保田先生が説かれる宗教の意味
⇒各個人の信念確立の道で、一般に言う宗教とは全く異なる。
①個人的、内的、主観的
②ヨーガは一つの大きな学園、幼稚園から大学院までを包含する。
③ヨーガはドグマや信条を押し付けない。
④体操からはじめる。
⑤自分を含めすべての人(生き物)の中に神がおられるという真理を説き、実現の道を示している。
⑥霊性の向上への本質の中に、身心の健康が包含されている。
⑦ヨーガは万人のもの;老若男女、好不調を問いません。
7.私たちのヨーガ禅は、ラージャ・ヨーガの理論を基本に、ハタ・ヨーガを実践します。これは健康法であり、生き方の道標・方法であり、真理への道へと発展します。
8.ヨーガ禅の実践: 私たちの体の中に、無意識の内に働いてくれる偉大な力が存在する。その力は宇宙の生命力そのものです。それは、私たちの体内で生命力、自然治癒力、免疫力、恒常性として働き生命を維持してくれます。ハタ・ヨーガはこの力を受け入れ、最大限に発揮されるように計らう手法であるといえます。本当のヨーガをすると体が治るだけではなく、心も変わってきます。心の方が変わってきたとき、はじめて健康が保証されます。
9.ヨーガ実践の秘訣 ⇒ 基本姿勢、四原則、三位一体
*背筋を真直ぐに伸ばす;坐位・立位共 (膝・腹部・胸部・うなじ)
*体をよく観察しながら、ゆっくりと体操を深めていく。
*出来上がった姿勢を、一定時間、じっと保つ(感覚への集中、心の働きを鎮める、受け入れる)。
*呼吸(プラーナーヤーマ)と動作が密接に結びついている。
(一般に、息を吸う→緊張、息を吐く→弛緩)
*緊張に対応するだけの十分な緩めを行う。
アーサナの持続中にも、不要な緊張を除去していく。一つの体操の後、必ず体を緩める。(例:足の基本体操)
*毎日練習する(修習:アビヤーサ)⇒今まで見えなかったものが現れて見えてくる。
10.ヨーガ体操のねらい
(伸長と弛緩をねらいとして、捻り、反り、呼吸と締め付け等が伴う)
①からだをしなやかにする。 ②骨格の歪みを直す。 ③自律神経を強くし、調和する。 ④体のバランスを整える。
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「私たちの体の中の偉大な力」
ヨーガの実習中、様々な体位の中でこの偉大な力を感じていきましょう!
今日も明るく朗らかに、元気はつらつ、がんばりましょう!!