ヨーガ・スートラ 1・12
- 2023.01.07
1・12 心のさまざまな作用を無くするには、修習と離欲という二つの方法が必要である。「ヨーガ根本教典」佐保田鶴治著
佐保田先生の解説より~~~
修習(アビャーサ)とは同じしぐさを何べんとなく繰り返して、それになれることである。ヨーガの行法はすべて修習すなわち練習を骨子としている。修習と離欲をどう使い分けて、心のはたらきを止め、無くするかがヨーガの根本課題なのである。
12 これらの心の作用は、修習と離欲によって止滅される。 「インテグラル・ヨーガ」スワミ・サッチダーナンダ著 伊藤久子訳
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「心の作用の止滅」というヨーガの目的を果たすためには、「修習」と「離欲」が大切だというわけです。
無心になって料理をしているとき、勉強しているとき、ヨーガをしているとき、掃除をしているとき、仕事に全集中しているとき、「私」という何者かがいなくなっているとき、「私」という何者かの余計な「気持ち」を感じないとき、それが本来の自分の姿。
心と身体、行動を本来の自分に一致させて、余計な思い、他者に対する判断や批判は抱かないでいきましょう。
良からぬ思い(ネガティブな感情)は、実は本来の自分のものではありません。その場に残存する「気」(!!)であることが多いです。気をつけられてください。
「これは私自身の思いではない」と気づくと、すぐに離れていってしまいます。
すぐに気づいて「さようなら~」と手を振ってあげましょう。軽くなります。