ヨーガ・スートラ 1・26
- 2023.02.19
1・26 自在神は太古のグルにとってさえもグルなのである。なぜなら、自在神は時間によって制限されたお方ではないから。「ヨーガ根本教典」佐保田鶴治著
佐保田鶴治先生の解説より~~~
グルとは、「師」を意味するが、しかしグルは知識を授ける教師などよりはるかに重大な任務をもっている。~~~
25 彼は、時間によって制限されないがゆえに、太古の師たちにとってさえも、師である。「インテグラル・ヨーガ」スワミ・サッチダーナンダ著 伊藤久子訳
スワミ・サッチダーナンダの解説よリ~~~
~~~自分自身の知を知らしめてくれる”誰か”が必要である。そこに、師すなわち<グル>の必要性が生じてくる。彼は、あなたが内に向かい、自分自身を理解するための手助けをする。~~~グルの連鎖があるはずだ。~~~グルは数限りなく存在してきただろう。しかし一番最初というものがあるはずだ。パタンジャリが無常なる<プルシャ>すなわち<イーシュヴァラ>がグルたちのグルだと言うのは、そういう意味である~~~<神>との結合こそ、真のヨーガなのだ。~~~宗教とヨーガはどこも違わない。ヨーガはすべての宗教の基礎である。
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佐保田鶴治先生はご自身の著書の中で「ヨーガは宗教である。」と度々言及していっらしゃいます。スワミ・サッチダーナンダも「ヨーガはすべての宗教の基礎である。」と書いていらっしゃる!!
ヨーガを続けていると、不思議なことに無宗教である自分の内から宗教心のようなものが芽生えてくるのを感じます。どの宗派にも属さない「自分教」とも呼べる宗教心、高次の大いなる存在とつながり、自分軸が整ってくる安心感が得られます。日常生活でまわりに振り回されずに自分軸にすぐに戻れる落ち着き、優しい気持ち、いつも中立的な立ち位置。良くない思いや良くない行動に居心地の悪さを敏感に感じ、すぐに離れようとする心持ち。
ヨーガをすると自分の内がいつの間にか変化しているのを感じることでしょう。