ヨーガ・スートラ 1・43
- 2023.09.21
1・43 〔無尋定〕定心が深まると、記憶が消えてしまって、まるで意識自体がなくなってしまったかのようで、客体だけがひとりひとり輝き現ずる。これが無尋とよばれる定である。「ヨーガ根本教典」佐保田鶴治著
佐保田鶴治先生の解説より~~~
記憶と分別知とは不可分の関係にある。~~~
43 記憶が十分に浄化されると、名称と属性の境界がなくなり、集中対象の知がひとり輝き出る。これがニルヴィタルカ・サマーディすなわち思慮を伴わないサマーディ〔無尋三昧〕である。「インテグラル・ヨーガ」スワミ・サッチダーナンダ著 伊藤久子訳
スワミ・サッチダーナンダの解説より~~~
~~~あなたは”シャプダ(ことば)”と”アルタ(客体)”を見ず、”ジュニャーナ(知)”のみを得る。~~~
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熱心に瞑想を続けていたら、私たちも最期には「無尋三昧」にまで辿り着けるはず。