ヨーガ・スートラ 2・41
- 2024.05.31
2・41。清浄の戒行を守るならば、さらに、サットヴァの浄化、愉悦感、一つのことがらに対する専念性、感覚器官の克服、自己直観の能力などが発現する。「ヨーガ根本教典」佐保田鶴治著
佐保田鶴治先生の解説より~~~
「サットヴァの浄化」というのは、サットヴァ・グナのはたらきが他の二つのはたらきにうち勝って、その本性である照明、幸福などの性向が心の表面に現れてくることである。
「愉悦感」というのは、心がいつも愉しくほがらかで、憂うつな気分にならないことである。
「一つのことがらに対する専念性」とは、仏教で心一境性というのと同じで、三昧の境地である。
「自己直観の能力」とは、真我と覚の区別を知る弁別智を得るに堪えられる心力をいう。
41 さらに、サットヴァの浄化、心の愉悦、一点集中、自己実現への適応性を得る。「インテグラル・ヨーガ」スワミ・サッチダーナンダ著 伊藤久子訳
スワミ・サッチダーナンダの解説より~~~
~~~ただの一日でいい、この清浄戒を実行に移してみよう。そうすればその良さが本当によくわかる。~~~一度それを体験すれば、われわれはきっと何度でもそれを体験したいという誘惑にかられるだろう。
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何事も「やりたいけどできない」と決めつけるのはやめて、とりあえずやってみよう。「できない」と決めつけてくるささやきに、私たちはどれだけチャンスを奪われているのだろう。
人生に後悔のないように、「やりたい」と思ったことは、今すぐやる習慣を身に付けていこう。
清浄戒・・・この瞬間に心の中の汚れを浄めよう。心の内に汚れが生じたら、即座に気付いて清める習慣を身に付けていこう。別な、楽しい思考と汚れた思いを置き替えるだけだ。
どうしても暗い気持ちを明るい気持ちに置き換えるのが難しければ、崇高で気高い本来の自分に助けてもらって、汚い思いを掃き清めてもらおう。
試してみると、それは意外と簡単なことに気付きます。