ヨーガ・スートラ 3・2
- 2025.03.30
3・2 〔静慮〕静慮とは、同一の場所を対象とする想念がひとすじに伸びていくことである。「ヨーガ根本教典」佐保田鶴治著
佐保田鶴治先生の解説より
~~~凝念によって一点に凝縮された意のはたらきが、今度はのびのびと、しかし整然と、ある一つ対象を中心として伸展していくのが静慮である。~~~凝念は思念対象となる一点をしっかりとすえつけることであり、静慮はその一点を中心とした同心円の形に、または絶えず原点へ帰る螺旋の形に、思念の内容を拡げていくことだと説明してもよい。~~~この意識のいきつくところに三昧がある。
2 瞑想(ディアーナ)とは、そうした対象への認識作用の絶え間ない流れである。「インテグラル・ヨーガ」スワミ・サッチダーナンダ著 伊藤久子訳
スワミ・サッチダーナンダの解説より
~~真の瞑想では、身体さえも忘れ去られる。あなたは、時間と空間を超える、~~~それは起こすのではなく、ただ起こるのである。