ヨーガ・スートラ 3・3
- 2025.03.31
3・3 〔三昧〕その静慮が、外見上、その思念する客体ばかりになり、自体をなくしてしまったかのようになった時が、三昧とよばれる境地である。「ヨーガ根本教典」佐保田鶴治著
佐保田鶴治先生の解説より
~~~心理学的にいえば、主観の存在が忘れられて、客体だけが意識の野を占領する状態である。~~~
3 三昧とは、この瞑想(ディアーナ)そのものが形を失ったかのようになり、その対象がひとり輝くときのことである。「インテグラル・ヨーガ」スワミ・サッチダーナンダ著 伊藤久子訳
スワミ・サッチダーナンダの解説より
~~~あなたはダーラナーにあらゆる努力を傾ける。ディアーナではそれが無努力となり、あなたはただ、自分が瞑想状態にあることを知りつつそこにいるだけである。ところがサマーディでは、あなたはそのことさえ知らない。~~~